湿疹その後〜患者さんの気持ち 番外編 食事🎶

看護師として長年病院で働いてきましたが、、、。

両親から健康に産んでもらい、大きな病気も怪我も無縁だった私。

自分が患者さんになる、という経験がほとんどありませんでした。

だけどなぜか「心身の健康」にとても興味があり、マクロビオティックを学び、トータルライフを知りました。

トータルライフの学びはそれまでの常識がひっくり返るような衝撃的なことが多くて熱心に学び、「皆んなに知ってほしい」と思いました。

身近なところで言うと主人。

主人は生まれつきアトピー性皮膚炎を持っていて、それこそずっとステロイド軟膏のお世話になっていました。

そんな主人に対し、「いかにステロイドがよくないか」「アトピーを治すには食事を完璧にするのがまず大事」などと、学んだことを一生懸命に伝えました。

そして学んだことを実践しました。

食卓から白米が消えて玄米になり、肉が消え、魚が消え、卵が消え、牛乳が消え、油が消え、、、

ついに豆腐まで消えました。

そして、、、食卓から笑顔が消えました😢

というのは言い過ぎですが^ ^

食事のことでは何かと口論になりました。

私はお料理が得意でなかったので、肉も魚も卵も使わずに主人が満足できるお料理をなかなか作れませんでした。

それでもたまに豆腐が出現するようになり。

とある料理教室の時、「豆腐ローフ」というお料理を習い、豆腐好きな主人、これなら喜んでくれるはず!と、帰宅して張り切って作りました。

結構手がかかりましたが張り切って作りました。

ところが、、、。

食卓に出して一言

「こんなもんを食べたいんじゃない!」と言われてしまい、私は悲しくて泣いてしまいました😢

泣いた私に焦った主人は謝ってくれました。

だけどよくよく聴くと、「すごく疲れていて味の濃いものが食べたかったのに、なぜ今日は豆腐なんだろう?」というところから普段の食事に対しての不満が爆発したみたいでした。

自分が相手に対して「良かれ」と思っていても、相手が望んでいなければ単なる「おせっかいな押し付け」で迷惑な話ですね💦

特に食事は身体の栄養だけでなく、心の栄養にもなるもの。

「わ!美味しそう!」から始まって、「美味しいね!」と喜びながら食べることの素晴らしさ。

今なら分かるこんな単純なことなのに、当時は「アトピーの人はこうしないといけない!」に囚われ、楽しみもへったくれもない食卓でした、、、💦

主人との食事を通しては、本当に様々なことを学び、今も学んでいます。

普段何も言わなくても外食した時に出るふとした表情から「あー、またやってしまっていた、、、」と反省することもしばしば。

そんな健康食を押し付けてきた私ですが。。。

今回自分の湿疹時。

主人から「断食した方がいいんじゃない?」と言われて感じた事。

「もー。あれこれ干渉せんと、ほっといてくれる?」でした。

人って自分勝手ですね💦

これで無理矢理押し付けられたら逆ギレしてるかも。

「よーく分かるけど、私のタイミングがあるから、とにかくそーっとしといて」

これが患者さんの本心だということを初めて知りました。

世の中生きてると分からないことは、山ほどあります。

「分からない」と認め、相手を尊重して寄りそうって、本当に大切だな〜、そしてそれをするのは言うことの何倍も難しい、ということが、改めて理解できました。

続きは次回。

次回は「それは監視?ほんとそーっとしといて」なお話です。

ここまで読んでいただいて、ありがとうございました。

これは自然食カフェのお食事。素敵で美味しい^ ^

f:id:hirochanwane:20200712215139j:image
f:id:hirochanwane:20200712215206j:image